昭和40年 |
創始者押本孝一先生が市川市若宮小学校において社会体育としての剣道を指導されていたが、その中から法典小の児童を中心に分離して、昭和45年に法典剣友会が創立された。 |
平成9年 |
創始者押本孝一先生は教士七段、宮本武蔵を流祖とする二天一流八段であり、昭和初期より一貫して二刀流を剣道界に残そうと努力された。武蔵ゆかりの法典の地名を剣友会の名称にしたことからも、二刀流の復活と継承への願いが察せられる。80歳を過ぎても、後輩に技を伝え残そうとの熱意は衰えることなく活動しておられたが、船橋市武道センターにおいて稽古中に倒れ、平成9年2月19日、82歳で急逝された。 |
|
指導者を失い、会を解散することも考えられたが、児童の父兄からは存続を求める声が強く、法典剣友会の指導陣・顧問に河田友男先生を迎え、河田先生を中心に指導部の先生方が創始者の遺志を継いで指導にあたることとなった。やがて小学校時代に法典剣友会で育った人達が、学校の部活動を経て社会人になって再び入会し後輩たちを指導するようになった。 |
|
ここ数年は、学校五日制の影響もあって児童会員が増加し、成人会員も増加している。中学生以上の希望者には二刀の指導を行っている。消滅の危機にあった二刀流だが、平成3年学生剣道連盟が伝統文化の継承と多様性を認めるということから二刀使用を解禁し、平成5年からは学生選手権などへの参加が認められている。船橋剣道連盟主催の一般個人戦にも当会員が二刀で出場し、平成14年度は、成人男子個人戦三段以下で三位、平成15年度は同45歳以上で二位(いずれも井上満)の成績をおさめた。現在、井上満先生は五段にて指導にあたり、また、新たに工藤智広先生を指導部長とし、鋭意活動している。 |